「捜査費」で宴会は年間1億円以上!
会計検査院も、警察幹部らが「捜査費」(国費)で宴会を開いていることは問題視している。浅尾裕会計検査院司法検査課長が言う。
「(マスコミや市民オンブズマンなどの)情報公開請求などから、激励慰労費が多額に上っていることが明らかとなり、昨年(2004年)、会計検査院はその執行状況を検査しました。
すると、1998年度から2003年度までの6年間で、約5億円(全国・以下同)が支出されており、2000年度から2002年度までの3年間では、毎年1億円以上も支出されていたことがわかりました」
具体的な数字は以下のとおりだ。
1998年度 1067万9000円
1999年度 5249万4000円
2000年度 1億4250万8000円
2001年度 1億583万8000円
2002年度 1億4133万9000円
2003年度 2799万2000円
本来、「捜査」に使われるべき税金が、これだけたくさん警察幹部らの胃袋へ消えていたわけである。まったく驚き、あきれ、そして怒るしかない。
しかも、浅尾課長はこうも話す。
「警察庁は『激励慰労は、事前に本部長の決定または承認を得て、幹部職員を参加者とし、1人あたり3000円以内で、警察の庁舎内で行う』としているにもかかわらず、本部長らの幹部職員が出席していなかったり、1人あたりの金額が過大となっていたり、警察の施設外で行われていたりするなど、全体的に適正な執行が行われていませんでした」
警察幹部らが「捜査費」で宴会を開くこと自体がおかしいと思うが、「激励慰労」という名目にさえ値しないものがほとんどだったということである。浅尾課長が続ける。
「激励慰労は、警察官が税金で飲み食いするわけですから、国民の理解が得られるとは考えにくいのですが、警察庁は『捜査を円滑に進めるため、激励慰労は必要』としています。
会計検査院では、激励慰労を続けるとしても、真に必要なものに限定するなど、その予算の執行について、再検討が必要と考えています」
今どき、「業務を円滑に進めるため、宴会は必要」などと主張する会社があるだろうか。上司から無理やり飲まされる酒が部下の士気を向上させるとは思えない。
「会計検査院では、激励慰労などということは行っていません」(浅尾課長)というのが正常な組織であり、「捜査費」で宴会を開くことは直ちに禁止するべきだ。
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