共謀罪TV(ティーブイ)
またしても警視庁が共謀罪反対運動を弾圧
2006年7月17日、東京・渋谷駅付近で、大学生ら10名以上がパンクミュージックにのせて、「共謀罪反対」を訴えるパフォーマンスを行った。「共謀罪に反対する表現者たちの会」からZAKI(ミュージシャン)も応援に駆けつけた。
すると、さっそく警視庁警察官数名が現れ、中止を要求。「道路交通法(道交法)に違反する」と言う。
ZAKIが「表現の自由は道交法より上位の憲法で保障されている」と抗議しても、警察官は「それは違う」などとうそぶく始末。数十分間、応酬が続いた。
結局、警察官らは引きあげたものの、最近、警視庁は、道交法違反を理由として、市民の表現の自由を制限する活動を続けており、本件もその一環とみられる。以下、本ブログ既報も参照のこと。
〈『共謀罪TV(ティーブイ)』不当逮捕されたDJが語る〉(2006年5月11日)
〈『共謀罪TV(ティーブイ)』強行採決見送りで警察当局にも焦り〉(2006年5月22日)
〈警視庁がビラ配りを妨害〉(2006年6月11日)
〈『共謀罪TV(ティーブイ)』ビラ配りが道路交通法違反?〉(2006年6月15日)
〈『共謀罪TV(ティーブイ)』警察と右翼はお友だち!〉(同)
共謀罪は、600以上もの犯罪が対象となる。そこには、道交法違反も含まれる。この事実からしても、もし共謀罪が成立すれば、さらに警察がやりたい放題となるのは明白だ。
なお、本件に関して、警視庁広報課は取材を拒否した。
撮影は西村仁美氏(ルポライター)、編集は三宅勝久氏(ジャーナリスト)と筆者。
またしても警視庁が共謀罪反対運動を弾圧 2分43秒 『Windows Media Player』用
またしても警視庁が共謀罪反対運動を弾圧 2分43秒 『Quick Time』用
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