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2006年11月28日 (火)

共謀罪TV(ティーブイ)
共謀罪は一般市民がターゲット

 共謀罪が「平成の治安維持法」と呼ばれる理由を、宮本弘典関東学院大学法学部教授は、2006年11月23日、京橋プラザ区民館(東京都中央区)で開かれた「やめろ!教育基本法改悪 つぶせ!共謀罪 11/23 JOINT集会」で、こう説明した。

「政府は『共謀罪は犯罪を目的とした集団にしか適用されない』と言う。しかし、『犯罪を目的とした集団』などというものはありえず、結局、人々がコミュニケーションしている内容から、警察が『犯罪を共謀していた』と判断することになる」

 つまり、市民同士のコミュニケーションに共謀罪が適用され、それで捕まりたくなければ、政府や警察に対する批判は口にしてはいけないということである。

 当日、公安警察官数十名が京橋プラザ区民館を取り囲み、集会参加者をチェックしていた。宮本教授は言う。

「今日もたくさん警察官が来ている。あの人たちの足でも踏んだら、公務執行妨害で逮捕される。公務執行妨害も共謀罪の対象だ」

 もともと公務執行妨害は、「警察官の体に触れた」などとして、でっち上げられやすい。その共謀ともなれば、いくらでもでっち上げられる。

 共謀罪は一般市民がターゲットだということは、もっと世間へ広めなければならない。

 撮影は林克明(はやし・まさあき)氏(ジャーナリスト)、編集は西村仁美氏(ルポライター)。

 共謀罪は一般市民がターゲット 2分28秒 『Windows Media Player』

 共謀罪は一般市民がターゲット 2分28秒 『Quick Time』

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2006年11月27日 (月)

共謀罪TV(ティーブイ)
銀座の歩行者天国で「共謀罪反対」を訴える

 2006年11月23日(勤労感謝の日)、東京・銀座の歩行者天国で、ミュージシャン・ZAKI「共謀罪に反対する表現者たちの会」所属)らが「共謀罪反対」を訴えながら、行進した。

 当日、警察官が臨場することもなく、行進は約1時間で平穏に終了した。参加者らは「通行人が立ち止まり、携帯電話のデジカメで撮影するなど、訴求力はあった」と話していた。

 撮影は西村仁美氏(ルポライター)と林克明(はやし・まさあき)氏(ジャーナリスト)、編集は西村氏。

 銀座の歩行者天国で「共謀罪反対」を訴える 45秒 『Windows Media Player』

 銀座の歩行者天国で「共謀罪反対」を訴える 45秒 『Quick Time』

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2006年11月23日 (木)

共謀罪TV(ティーブイ)
不透明な状況が続く共謀罪法案審議

 安倍晋三政権が「最優先課題」と位置づけながら、衆議院法務委員会で審議が開始されていない共謀罪法案。第165回臨時国会会期末(2006年12月15日)まで3週間となっても、相変わらず不透明な状況が続いている。

 2006年11月21日、福島瑞穂参議院議員(社民党党首)がインタビューに答えた。

 撮影は岩本太郎氏(フリーランスライター)、編集は西村仁美氏(ルポライター)。

 不透明な状況が続く共謀罪法案審議 59秒 『Windows Media Player』

 不透明な状況が続く共謀罪法案審議 59秒 『Quick Time』

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2006年11月16日 (木)

共謀罪TV(ティーブイ)
国会周辺で共謀罪反対運動が続く

 現在、第165回臨時国会が開かれている。安倍晋三首相が「最優先課題」とする共謀罪法案は、いまだに衆議院法務委員会で審議が行われないまま、会期末(2006年12月15日)まで、1カ月となった。与党(自民党・公明党)が、ほとんど審議などしないで、衆議院も参議院も強行採決をくり返すという暴挙に踏み切らない限り、共謀罪法案が成立する見込みはない。

 このような事態が生まれたのも、インターネットを通じて草の根の共謀罪反対運動が広がってきたからだ。ホームページやブログで共謀罪について触れる市民はますます増えている。しかも、彼ら彼女らのなかには、国会へ駆けつけ、リアルな反対運動に加わる者もたくさんいる。

 そういう市民らと「共謀罪に反対する表現者たちの会」に所属するミュージシャン・ZAKIが、2006年11月14日、国会周辺で共謀罪反対運動を開始すると、さっそく警視庁警察官らが現れ、いつもどおり、法律的な根拠も明示しない(できない)まま、弾圧しはじめた。

 ただし、従前、警察官らの見苦しい言動が「共謀罪TV(ティーブイ)」で全国へ放映され、少なくない市民を共謀罪反対へ向かわせた反省もあるらしい。「イケメン警察官」を投入し、丁寧な口調で弾圧。ややもすると、共謀罪反対運動側が悪いようにも見える。『人は見た目が9割』(竹内一郎著・新潮社刊)という新書がベストセラーとなる時代、警視庁も研究しているのだ。

 警視庁広報課に弾圧理由などを質問したが、「回答はさし控えさせていただきます」ということであった。

 撮影と編集は西村仁美氏(ルポライター)。

 国会周辺で共謀罪反対運動が続く 1分50秒 『Windows Media Player』

 国会周辺で共謀罪反対運動が続く 1分50秒 『Quick Time』

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