鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(15)
鳥越氏のウソと恫喝の実例~Part 7~
増田美智子・元『JANJAN』記者は、『FLASH』(2007年2月27日号)記事で、こう書く。
2月7日、今回の記事を書くため、鳥越氏をあらためて直撃した。いまだに「そんなことは言っていない」と主張する鳥越氏に、先の電話の録音データの存在を明かすと、「入院中で、トイレの中で電話を受け、手術直前だったため、上の空で『ハイハイ』と言っていただけ」とあきれた釈明。さらには、悪びれる様子もなく「こちらの状況を確認しないあなたが悪い。あなたの誘導尋問にうまく騙されたのだ」と、私に責任を転嫁した。それならば、『オーマイニュース』でもそのように発表すべきだったのでは、と尋ねると「(オーマイニュースでの自分のコメントを)覚えていない」と開き直る始末。最後には「あなたのような取材はダメなんだよ。たとえ録音していたとしても、そんなものは証拠になりませんよ」。鳥越氏はそう言ってその場を去った。
実際、どのようなやりとりだったのかを確認してみよう。
増田記者 鳥越さん。鳥越さん。すいません。あの、『JANJAN』でですね、あの……。
鳥越氏 はっ?
増田記者 『JANJAN』で、鳥越さんの、あの、(『オーマイニュース』編集長)辞任の記事書いた、増田と言いますが。
鳥越氏 はあ、はあ。
増田記者 あの、今度ですね、この件に関して、ちょっと『FLASH』で、写真週刊誌の『FLASH』で書くことになりまして……。
鳥越氏 辞任してないよ。
増田記者 ああ、ああ、あの、わかってるんですけど。
鳥越氏 全然、やってるよ。
増田記者 改めて、ちょっと、お話をおうかがいさせていただけないかと思いまして。
鳥越氏 急にそんなこと言われたって、困っちゃうよ。
増田記者 すいません。ちょっと、きのうから何度かご連絡させていただいたんですけど。
鳥越氏 寝てるもん。
増田記者 ああ、すいません。それでですね、あの、鳥越さん、あの、『オーマイニュース』でですね、あれは、まあ、「誤報」っていうふうに、まあ、されてるんですけど、お辞めになってないのはわかってるんですけども、あの……。
鳥越氏 何? 何が問題なの?
増田記者 それで、でも、あの、私が1回目に取材させていただいたときには、今週でお辞めになるっていうふうに……。
鳥越氏 ウソ。んなことは言ってないって。あなたが言ったの。
増田記者 ええ。
鳥越氏 あなたが「13日(辞任)」という日を言うから、ボクは「そんな、13日なんて聞いてません」と。
増田記者 私が(『JANJAN』で)2回目に書いた記事(鳥越俊太郎さん、しっかりしてください)って、読んでいただいてます?
鳥越氏 見てないよ。
増田記者 これなんですけど。これ……。
鳥越氏 見たくもない。見たくもない。
増田記者 あの、録音テープもあるんですけど。
鳥越氏 ボクが「13日」とは言ってません。
増田記者 でも、あの、(記事の)最後のところでですね、あの、「(辞任は)今週(13日土曜日)っていうことです」っていうふうに。
鳥越氏 いや、言ってない、それは。
増田記者 ええ、ええ。
鳥越氏 あなたが言ったのよ。
増田記者 ええ。
鳥越氏 あなたが誘導しただけの話で。それは、ボクは、だって、そんな話なかったんだもん。オレが言うわけないじゃない。
増田記者 いや、ただ、あの……。
鳥越氏 ボクが、ね、「元木(昌彦)さん(元『週刊現代』編集長)を紹介したのは今週」と言ったのは言ってるよ。
増田記者 ええ、ええ。ああ、あっ、そういう……。
鳥越氏 そういう意味だよ。
増田記者 でも、あの、私が「お辞めになるのは13日の土曜日ってことで間違いないですか」っていう質問に対してですね、鳥越さんが、あの、辞任は「今週っていうこと」……。
鳥越氏 いやいや。だって、辞任っつっても、決まってないのに、そんな、言うわけないじゃない。
増田記者 いや、でも、なんか……。
鳥越氏 あなたが誘導尋問したわけでしょ。
増田記者 そう……。
鳥越氏 だって、あのとき、まだ、ほんとに決まってないんだもん、まだ。ボクは、いちおうね、辞任の申し出はしてたのよ。だから、元木さんを紹介して、元木さんが、もしあれだったら、いつでも、あの、交代してもいいですよ、っていう話はしてたよ。でも、それは、日付がいつっていう話は、決まってないもん、言うわけないよ。
増田記者 まっ、そう……。
鳥越氏 だから、それはもう、おそらく、病院の中で、ボク、電話してたからね、その、あの、ちゃんとあなたの声が聞こえてたかどうか、知らんけどね。
増田記者 ああ、はあ、はあ、はあ。
鳥越氏 だから、そういう、その……。
増田記者 聞こえている……。
鳥越氏 聞こえてないのに、ボクが、なんか、いい加減な答え方をしたら、あなたが勝手に、自分でとったみたいに。
増田記者 ああっ、そう、そうですか。あの、それで、2回目にお電話させていただいたときにはですね、その、私が……。
鳥越氏 (カメラマンに向かい)何だっていうんだ。無断に(写真を)撮って。使っちゃダメだよ。
増田記者 それで、あの……。
鳥越氏 無断に、あの、紹介、承諾もなしに、何で撮るの。使えませんよ。肖像権の侵害だよ。
増田記者 で、2回目にですね、私が、その、おうかがいしたときにはですね、あの、あの、私が「13日」って言ったときに、あの、「『それは違う』というふうにキッパリ否定した」というふうにおっしゃったんですけども、やっぱり、それはね、記録として残ってないんですね。なので……。
鳥越氏 記録として残ってない?
増田記者 ええ、ええ、ええ。記録として残ってないっていうか、まあ、録音……。
鳥越氏 もう、もう、いいよ、だから、もう。その、「言った」「言わない」はもう、どうでも。そんなことは。
増田記者 ええ。
鳥越氏 現実として、ボクは、あのとき、辞めるという(ことは)、まだ、決まってなかったし。
増田記者 ええ、ええ、ええ。
鳥越氏 ね、それは、あなたが、どういうふうに聞いたか知らない。おそらくもう、ボクは、あのー、当時、入院中で、病室の中で、しかも、トイレの中で電話を聞いてるから。もう、手術直前だったからね。だから、そういう状況で、あなた、こっちの状況も何も知らないまま電話してるわけでしょ。
増田記者 はい。
鳥越氏 だから、ボクは、もう、かなり上、上の空ですよ。肺の、肺の、肺、肺のガンを取ったんですよ。
増田記者 はい。
鳥越氏 そのときですから、そんなね、もう、そんなに、あなたの話に、「はい、はい、はい」と言ってただけの話だよ。
増田記者 そうであったんであればですね、『オーマイニュース』のコメント(告知)でも、やっぱり、そういうふうに書くのがふつうじゃないかなと思うんです。
鳥越氏 だから、辞任してないんだもん。
増田記者 でも、その、『オーマイニュース』では……。
鳥越氏 だから、「辞任する」と言ったというふうに書いたから、その、ボクは「いや、辞任してませんよ」って言っただけの話。
増田記者 いや、『オーマイニュース』の、その、鳥越さんの、あの、見解のところでは、あの、「ここに書いてあることで正しいことは、今日から検査入院してるっていうところだけ」みたいなふうに書いてあったと思うんですけど、それはちょっと違うんじゃないですか。
鳥越氏 覚えてない。
増田記者 そう……。
鳥越氏 検査入院してること、それは間違いない。
増田記者 ええ。
鳥越氏 だから、「辞任する」とか、そう言ってない。
増田記者 ええ。
鳥越氏 辞任するというのは、将来のこととしてね、「いずれ、その、病気のことがあるから辞任するということはありうる」というのは言ったかもしれない。だから、あなたがそれをね、13日とかね、そういう、13日って土曜日でしょ。そんなもん、ボクは入院して、19日まで入院してんのにね、そんなもん、するわけがないじゃないですか。ありえるわけがない。だから、ボクが言うわけもない。そんなことを。誰にも会ってないのに。
増田記者 その、まあ、呉連鎬(オ・ヨンホ)さん(『オーマイニュース』最高経営責任者)が、やっぱりそういうふうに……。
鳥越氏 だから、それは、呉連鎬さんが言ったのは、オレは責任、知らない、オレは。
増田記者 それはもちろん、そうなんですけど。でも、鳥越さんの、やっぱり、その……。
鳥越氏 だから、それは、あなたがね、誘導尋問でひっかけたんだよ。
増田記者 そうですか。
鳥越氏 間違いないよ。間違いない。オレにはまったく、その記憶ないし。
増田記者 ええ。
鳥越氏 オレに、そういう事実がなかったのに、言うわけがない。
増田記者 いや、でも、そ……。
鳥越氏 そんな、いい加減なことでね、人ひっかけるようなことしちゃ、ダメだよ。
増田記者 ええ、「ひっかけた」って……。
鳥越氏 ひっかけたんだよ、あのときは、あなた。あなたから13(日)、オレは、記憶にあるのは、あなたが13日ということは、数字を出したのは覚えてる。
増田記者 ええ。でも、2回目お電話したとき……。
鳥越氏 オレは、そのときは、だから、「そんなこと(13日辞任)は聞いてない」と、ハッキリ言ったはずですよ。ただ、辞任ということについては、いずれ辞任というのは、ボクは、あったから。
増田記者 ええ。
鳥越氏 ね、体の、もう手術の直前だから、このままだとちょっとやってるわけいかないから、その、入院することを伝えて、じゃあ、もう、ボクの代わりに元木さんをね、よければいつでも、あの、言ってくださいと。それは、いつという日がまだ決まったわけじゃなくて、将来のことだった。退院してきてから、そういう話にはなるというのは、思ってたけどね。でも、まあ、今んところは、まだ、あの、そういう具体的な話は進んでないので、辞任はしてません。それは事実です。だから、その、そのへんで言ったとか言わないとかいうのは、おそらく、まあ、多少の行き違いがあったのかもしれないけどね。それで、もしあなたに、その、ボクは、あなたに、ボクは、あの、誘導でうまくね、だまされたと思ってるけど。もしあなたがね、あの、ボクがね、そういう、言ったことを言わないと言ってるというふうにあなたが思うんなら、勝手にそう思ってけっこうです。
増田記者 ええ。
鳥越氏 もう。好きなように書いてくれて。ボクはまったく、関知しませんので、あなたたちには。
増田記者 ああ、そうですか。
鳥越氏 あなたたちのようにね、ね、そんなね。その、だから信用されないんだよ、ネットが、いつまで経っても。
増田記者 ええ。
鳥越氏 ね、そういう、ああいう、あなたのような取材の仕方はね、ダメなんだ。電話でね、電話1本で、こういう重大、重大な問題をね、確認もとらないで、やること自体がおかしいんだよ。
増田記者 確認をとる……。
鳥越氏 だって、こっちの状況なんて何にも知らないでしょ。
増田記者 そう……。
鳥越氏 少なくともそういうことはね、ちゃんと会ってから話を聞くもんですよ。電話1本で、そんなものは、我々、通用しませんよ。それで、いくら、録音テープ録ってるっつったって、そんなものは証拠になりませんよ。
増田記者 そうですかあ。
鳥越氏 当たり前じゃないですか。ボクらの取材は、常に対面ですよ。会って話を聞いて、目の前で録音録った。それならオーケーですよ。
増田記者 ああ。
鳥越氏 電話で(録音を)録ったら、どんな細工でもできるじゃないですか。ね、そう言われたってしょうがないでしょう。だから、あなたの取材の方法も、非常にね、稚拙なのよ。ちゃんとした取材になってないんですよ、あなた。
増田記者 はあ。
鳥越氏 そうでしょう。ボクに会ってないんですから。今日初めてじゃない。
増田記者 そうですね。
鳥越氏 そんなものは全然よ。ダメだよ、そりゃ。通用しません。
増田記者 そうですか。電話取材……。
鳥越氏 出直してください(立ち去る)
増田記者 ああ。ありがとうございました。
(以上、音声ファイルは増田記者提供)
鳥越氏の説教強盗のようなご高説を拝聴していると、へきえきしてくる。鳥越氏が増田記者の第1回目(1月11日)と第2回目(1月13日)の電話取材に対し、どのような対応をしたのかをふり返れば〔前者は既報〈鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(13)鳥越氏のウソと恫喝の実例~Part 5~〉参照、後者は既報〈鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(14)鳥越氏のウソと恫喝の実例~Part 6~〉参照〕、同氏が作話症を疑われかねないウソつきだということは明白である。
上記やりとりで、鳥越氏は、「(第1回目の電話取材)当時、入院中で、病室の中で、しかも、トイレの中で電話を聞いてるから。もう、手術直前だったからね。だから、そういう状況で、あなた、こっちの状況も何も知らないまま電話してるわけでしょ」と増田記者を批判している。
しかし、その電話は鳥越氏から増田記者(『JANJAN』編集部)へかけてきたものなのだ。もともと増田記者が鳥越氏の携帯へ電話したが、呼出音が鳴り続けるだけで、誰も応答しなかった。後刻、鳥越氏が携帯の着信履歴を見て、『JANJAN』編集部へ電話し、同編集部員が増田記者に取り次いだという経緯である。
だから、鳥越氏が「トイレの中」からや「手術直前」に増田記者へ電話する必要はまったくない。自分が都合のいい場所と時間を選び、電話すればいいわけである。おそらく鳥越氏もそうしていたはずだ。
増田記者は、前出・『FLASH』記事を、こう締めくくる。
鳥越氏が著名なジャーナリストであることは誰もが認める。また、多くのメディアにコメンテーターとしても露出している。だが、ジャーナリストは言葉を武器に戦う職業のはずだ。「上の空」だの「覚えていない」だのと言い訳して、自らの言葉に責任を持とうとしない鳥越氏は、即刻メディア界から引退するべきだ。
もっとも、鳥越氏がいつまでも老醜をさらし、反面教師となるのも悪くはない。
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